こんにちは、タキシード仮想(@tuxedo_kasou)です。
SEC、BTC、ETF…なんのこっちゃという方も多いですよね。
でも仮想通貨業界にとっては大きなことですから、学んでおきましょう。
SECとは?
SEC(エスイーシー)とは米国証券取引委員会の略称です。
Securities and Exchange Commisionという正式名称からも想像できるように、投資家の保護のために証券取引法規を管理している米政府機関のことですね。
XRPやETHは仮想通貨というよりも証券なんじゃないか?なんて話もSECでは議論されていますよね。
証券取引のお目付け役といったところでしょう。
BTCのETFとは?
ひとつひとつ言葉を分解していきましょう。
まず、ETFについてですが…
これは「上場している投資信託」という説明が比較的わかりやすいのではと思います。
投資信託というのは、複数の株式や債券をパッケージング化したものです。
株式とは、お金を出資した証です。出資先が儲ければより大きな利益が入る一方、ダメな場合は元本は保証されません。
この投資信託という商品自体は証券取引所には上場せず、株式のように取引所が開いている期間常に価格が変わるようなものではありません。
ETFはそんな株式や債券のパッケージである投資信託を証券取引所に上場させたものになります。
自由に売買できる株式と分散投資ができる投資信託の両方の特徴を併せ持つのが魅力です。
また、投資信託と異なって常に売買できるため流動性が高く、仕組みがより簡潔であるため手数料が安いこともあるのもポイントです。
ETFについてはこんな感じですけども…
BTCのETFとは、ズバリ、パッケージのなかにビットコイン(BTC)も含んだ上場投資信託ということになります。
今のところBTCのETFはどこの国でも上場されていないようですけども、今回アメリカで大きな動きがあったということですね。
SECによるBTCのETF承認は?
SECが早ければ8月にもBTCのETFを承認する可能性があることが判明しました。
これまで、BTCのETFは常にSECに却下されてきていましてたけども、25BTC以上の取引が可能な機関投資家を念頭に承認する方向のようです。
この背景としては、
・仮想通貨の時価総額がもはや無視できないところまで大きくなってきていること
・BTCの安全な保管方法やハッキングにあった際の保証などが充実してきていること
・税金面などの規制(ルールづくり)が進んできていること
こうしたことがあるようです。
SECにBTCのETFが承認されたら?
証券取引所において既に株式を購入している多くの機関投資家が資金を入れてくることが予想されます。
非常に短絡的ではありますが、一時的にはBTC関連の投資商品にお金が集まるということですから、BTC価格の大幅な上昇も見込めるでしょう。
また、世界の旗手であるアメリカの証券取引所に上場すれば、その後、日本などを含む世界各国でもBTCのETFが上場していく可能性もあるでしょう。
端的にいえば、仮想通貨を社会として認めていく流れができつつあるよ!ということになりますね^^