こんにちは、タキシード仮想(@tuxedo_kasou)です。

今回は匿名通貨とは何なのか?
それとコインチェックとの関係性についてもちょっと触れながらシェアしていきたいと思います。

匿名通貨っていったい何?

匿名通貨とは?その代表格は?

匿名通貨とは、秘匿性の高い取引ができる通貨です。

例えば一般的な仮想通貨の代表格であるビットコインで取引をした場合、もちろん取引者の実名などは明かされませんけど、どのアドレスからどのアドレス へ送金されたとかそういう情報は誰でも閲覧可能な状態になっています。
ですから、いったん実名とアドレスが結びついてしまうと、その人の全ての取引が丸裸になってしまいますし、お金の流れも追跡できてしまいます。

それらの問題を解決する通貨として出てきたのが匿名通貨と呼ばれるものです。
送金履歴を隠すことのできる「Dash」や「Monero」といった通貨。
そして、アドレス、送金履歴、数量も全て分からない「Zcash」などが有名
です。

モブキャラ
この3つは「匿名系3兄弟」なんて言い方もされてます笑

Zcashの匿名性を支える「ゼロ知識証明」とは?

最初にお断りをしておきますが、基礎知識の領域を超えていますので、この段落は完全に余談です笑

匿名系3兄弟のなかでも高い秘匿性を誇るのがZcashです。
このZcashの秘匿性を支えているのが「ゼロ知識証明」という考え方。

以下、有名な「洞窟の証明」という例を挙げて、ゼロ知識証明を説明していきます。

~~~以下、茶番です。~~~

タキシード仮想さんが、秘密のトビラを開けるための聖なる合言葉を入手したとします。

タキシード仮想
ハハハ、これで金儲けができるゾ。

秘密のトビラは「クリプト洞窟」の最深部にあり、そこへと至る経路にはAとBの2つの道があります。
そして、聖なる合言葉を唱えると、秘密のトビラが開きAとBが繋がるので行き来が自由になります。

うさ子ちゃんは何故か大金を奉じてでもこの聖なる合言葉を知りたいんですが、イマイチ、タキシード仮想さんを信用できません。

月野うさ子
知りたすぎる!でもタキシード仮想さんって浮気とかするような人だからなぁ。合言葉も本当に知ってるのかどうか怪しい…。

タキシード仮想さんも教えてもいいが、お金をもらうまでは絶対に教えたくありません。

タキシード仮想
I’m ZENIGEBA.

そこで2人は、聖なる合言葉そのものは教えることなく、正しい合言葉を知っていることだけを証明するためにこんな方法をとりました。

うさ子ちゃんは「クリプト洞窟」の外で待機し、タキシード仮想さんだけが入っていきます。
その時、経路はAとBがありましたがランダムに選んで進んでいきます。

次に、うさ子ちゃんも洞窟に入り、経路が分かれるところまで進み、どちらかの経路をランダムに選びます。
そしてタキシード仮想さんに、自分(うさ子ちゃん)が選んだ経路から戻ってきて欲しいと大声で叫びます。

※うさ子ちゃんはタキシード仮想さんがどちらの経路から最深部に進んだかは知らない。

もし、タキシード仮想さんが聖なる合言葉をちゃんと知っていた場合は、うさ子ちゃんのリクエストに答えるのは簡単ですよね。

自分がAから進んで、うさ子ちゃんがAから戻ってきて欲しいといったならそのまま歩いてきた経路を戻ればいいですし、うさ子ちゃんがBから戻ってきて欲しいといったなら聖なる合言葉で秘密のトビラを開けて反対側の経路から分岐点に戻ればいいだけです。

もし聖なる合言葉をタキシード仮想さんが「しったか」していた場合、うさ子ちゃんのリクエストに答えられる確率は当然50%になります。

ですから、それを何十回と繰り返せば、タキシード仮想さんが聖なる合言葉を知っているか否かは「聖なる合言葉ソレ自体をうさ子ちゃんに伝えなかったとしても」明らかになる訳です。

Zcashにおいては、このゼロ知識証明技術によって、取引に使ったアドレスや、送金額および個人が特定できるような可能性のある情報を隠したままに、その取引の正当性を証明することを可能にしています。

匿名通貨の問題点

悪巧み
▲悪巧みをする人www

プライバシーが守られるという匿名通貨の素晴らしいメリットは、重大なデメリットも生み出してしまいます。
カンタンに言えば悪い人に悪用されちゃうということですね…。

例えば「マネーロンダリング(資金洗浄)」に使われます。

詐欺をして得たお金、麻薬などを販売して得たお金、脱税して貯めたお金…。
マネーロンダリングとは、そうした汚いお金を色んなところに送金したり、他のお金に変換したり、モノを買ったり…そのようなことを繰り返してお金の出所を 少しずつ曖昧にしてしまうことです。

Zcashなどの匿名通貨においては、送金者はもちろん送金額も送金先も第三者にはまったく不明です。
ですからこうしたマネーロンダリングにはめちゃめちゃピッタリな通貨なんですね。

タキシード仮想
なるほど…(ニヤリ
月野うさ子
警察の方~コチラです~。

他にも「ダークウェブでの売買」などにもとても便利なんですよね。
例えば怪しいサイトで覚せい剤が売られていたとき、お金を受け取る方も支払って覚せい剤を受け取る方も当然その取引履歴は隠したいですよね?

匿名通貨はこんな時にも使われてしまうんです…。

コインチェックと匿名通貨の命運は6月に…!

毎日新聞ほか、様々なニュースでも報道されているように金融庁が仮想通貨交換業者として認可保留中の「みなし業者」全てに立ち入りし6月頃までに認可の判断を下すことを明らかにしました。

金融庁は14日、仮想通貨交換業の登録審査中のまま営業している「みなし業者」15社に、集中して立ち入り検査を行う方針を固めた。
登録審査中のコインチェックで仮想通貨が流出したことを踏まえ、検査で経営状況などを把握後、業者登録の可否を判断する。
一部の業者に検査実施を同日通告した。

これでコインチェックを含め、審査中の全ての業者に金融庁の検査が入ることになる。

2017年4月施行の改正資金決済法で仮想通貨交換業者に登録制が導入された。
法施行前から営業していた業者は登録申請すれば、みなし業者として営業を認める経過措置があり、現在16社がみなし業者となっている。
金融庁は順次検査に入り、6月ごろまでに業者登録の可否を判断する。
登録が認められなかった業者は国内で営業できなくなる。

検査では、システムの安全対策や顧客から預かった仮想通貨の管理状況、経営管理体制などを調べる。
登録済みを含めた全ての業者への検査も検討しているが、まずはみなし業者への集中検査を行う。

そして、実はコインチェックは日本の主要な取引所の中では唯一、この「Zcash」「Monero」「Dash」という匿名系3兄弟を扱っているんですね。

つまり、これまでに認められた16の企業の中には1つとしてこれら匿名系通貨を取り扱っている企業がないということになります。

モブキャラ
クラーケンという国内のみなし業者も実はこれら匿名通貨を扱っています(だから厳密には唯一ではないですねw

コインチェックが認可をこれまで認められていなかった背景には、こないだの流出事件とその後の対応を見る限り他にもたくさんの理由がありそうですけども、ちまたではこの「匿名系3兄弟」を扱っていることが大きな原因なのではないかということも囁かれていました。

で、ここにきて金融庁が調査して6月までに白黒ハッキリさせると言い出したわけです。
6月以降認可のない企業は仮想通貨関連においては営業停止ということをハッキリいったんです。

つまりは6月までにコインチェックが認可されるか否かが、匿名系通貨に対する日本の判断がどうなのか?ということにもなります。

仮想通貨交換業者としてもしコインチェックが認められることがあれば、匿名系通貨も大丈夫ということになりますが、もし認められず世界的にも規制の風潮が広まるようなことがあれば…その時は笑

匿名系通貨をたくさん所持し、その可能性に賭けているという方はこのコインチェック認可の可否にも注目していかなくてはいけないですね^^